一般社団法人全国ペットフード・用品卸商協会　

　　　　　　　　　　代表理事会長　高橋一彦

新年明けましておめでとうございます。
皆様方におかれましては、希望に満ちた新春をお健やかにお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
平素は一般社団法人全国ペットフード・用品卸商協会の活動に対しまして格別なご支援・ご協力を賜り厚く御礼申し上げます

さて、2023年の日本経済を振り返りますと、コロナに対応した行動制限が撤廃され、経済活動の正常化が進んだ１年でした。

然しながらウクライナ侵攻をきっかけとして、地政学リスクの高まりと共に、エネルギー価格の高騰や物資の供給不足がさらに加速し、原材料価格やエネルギー価格等の高騰により、多くのペット用品の値上げがあり中間流通卸もその対応に忙殺された一年でした。

本年の大きな課題は「2024年問題」と言われています働き方改革法案によりドライバーの労働時間に上限が課されることでおこる「物流の停滞」です。

特に、近年ECサイトが拡大し物流量は増加傾向にあり　この状況に加え、業界としても人手不足が問題視される中、ペット用品を運ぶ物流が滞る可能性を大いに心配しております

この課題解決には昨年政府により策定された「物流革新に向けた政策パッケージ」に沿って賃上げや人材確保など、早期に具体的な成果が得られるよう努力する必要があると考えます

卸商協会としては会員企業の物流効率の更なる向上と製・配・販が一体となって全体最適を目指して2024年問題の課題改善の実現を目指すことが最も重要と思います。

今年は辰年です中国では辰、すなわち竜は幸運・財産・幸福をもたらすものとされています。

今年こそ、長きにわたった停滞を抜け出し、新たな成長のフェーズへと踏み出すことを卸商協会会員一同願ってやみません。

本年も関係各団体の皆様と連携の上更なる発展に尽力してまいりたいと考えておりますのでより一層のご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。